ごあいさつ
株式会社ミナトは、読売新聞を印刷するために2000年11月に設立された新聞印刷会社です。その読売新聞は世界最大の発行部数を誇り、2024年には創刊150周年を迎える日本を代表する新聞です。弊社では毎日60万部以上の読売新聞朝刊、20万部以上の同夕刊を印刷しているほか、「読売KODOMO新聞」、「読売中高生新聞」をはじめとした別刷りも印刷しています。配送される地域は東京、神奈川、千葉、茨城の1都3県です。
ミナト社は、現在二つの印刷拠点(木場工場、鶴見工場)で運営しています。木場工場は業務拡大のため2010年に設立された新しい工場です。また会社設立当初からある鶴見工場では、自動運転機能APP(=Auto-Pilot-Printing)技術を搭載した最新鋭輪転機を2021年に導入しました。APP輪転機は2022年に、読売新聞制作局が新聞協会の新聞技術賞を受賞するという栄誉に輝きました。こうした最新の技術が取り入れられることで操作性や安全性にも配慮され、「早く・正確に・美しい紙面」を読者の皆様にお届けすることができるようになっています。
現代社会ではインターネットの出現を機に、様々な形態のメディアが台頭してきました。玉石混交とも言える情報の中、本当に正しい情報を瞬時に見つけ出すのは容易ではありません。新聞は速報性に見劣りがするかもしれませんが、正しい情報を伝える役割は確かなものであると断言できます。新型コロナウィルスが猛威を振るった数年前、取材で裏付けされた新聞の記事は、多くのメディアの中でも群を抜く信頼度でした。
私たちミナトは、最新の機械を使いこなして安全第一な作業を維持するのはもちろんの事、太陽光発電の検討や脱炭素プロジェクトなどの新しい取り組みにもチャレンジしながら、仲間と共に一丸となって新聞印刷に情熱を注いでいます。読売新聞をはじめ、用紙、インキ、刷版や原材料類の製造者の方々、新聞輸送や販売配達店の方々、新聞輪転機など生産機械の製造管理企業の方々、工場運営の支えとなるインフラ事業の方々、たくさんの方々のバックアップを頂きながら、「より早く、より正確で、より美しい紙面」を皆様のもとにお届けできるよう日々努力を続けて参ります。
2023年6月 株式会社ミナト 代表取締役社長 田中 敦由
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Auto-Pilot Printing(APP)
鶴見工場の全面協力のもと読売新聞東京本社制作局と三菱重工機械システムが共同で開発した自動運転機能(APP)動画