新聞印刷は奥が深い!

木場工場長代理であり、新聞印刷に携わって45年の大ベテランに 新聞印刷の醍醐味を語ってもらいました

365日当たり前の事を続けていく影の努力が大切

新聞印刷に求められる事は品質と工程。読みやすくきれいな紙面を日々決められた時間に読者に届けなければならない。そのためのメンテナンスは欠かせない。輪転機の自動化は進むが印刷不良の発見や、カラー面の調整など最終的には人の目に頼る事が大きい。365日当たり前の事を続けていく影の努力が大切。

職場の皆が力を合わせて工程を守る

機械トラブルで印刷開始時間に修理が間に合うかどうかの判断を迫られ、OKを出したが、その後の2次災害で復旧に手間取った時、今さらダメとも言えず、かなり焦りました。

職場の皆が力を合わせて工程を守ることができました。

責任も重大だが、やりがいも大きい

新聞社は職種のデパートと言われているが、ひとつの新聞を作るには編集、広告、販売など大勢の人が携わっている。印刷は形にする最終工程で責任も重大だが、やりがいも大きい。工場でミスを発見してトラブルを最小限に防ぐ事も。

分からない時は必ず聞け』

『分からない時は必ず聞け』ずっと守っていましたが、以前、機械トラブルがあり、担当者が、誰もいなかったので「エイヤー」でボタンを押したら、大変なことになりました。『怒らなきゃ、そいつのためにならん』自分が怒られる方がよっぽど良いですが、それではダメですね。

最後にもう一つ『人生で何人と酒を飲めるか』数多くの工場で仕事ができたことは財産です。

印刷した紙面を大勢の人の手に取ってもらうことにやりがいを感じる

木場工場、鶴見工場合わせて新聞輪転機6セットを保有し、読売新聞を約64万部印刷しています。1セット約10万部、つまり自分が印刷した新聞を少なくても10万人の人が毎日待っているということです。印刷工場の使命は品質と工程です。同じように見える紙面でも色の調整などは自分の目で合わせます。印刷した紙面を大勢の人の手に取ってもらうことにやりがいを感じます。安全第一で。