応急手当講習受講

鶴見消防署で行われた応急手当講習会に参加してきました。

※一部「公益社団法人横浜市防火防災協会 応急手当講習テキスト(改定6版)」を引用しています

座学

まずは応急手当について動画を見て学びました。

動画を見て応急手当を学ぶ

横浜市は119番通報してから約9分で救急隊が到着するそうです。

それまで、その場に居合わせた人が応急手当をします。

実技

心肺蘇生の手順を人形を使って実践します

1⃣安全を確認する

傷病者の救助の前に、自らの安全確保を優先します。

2⃣反応を確認する

傷病者の肩をやさしくたたきながら、「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけて、反応があるかないかを見ます。

3⃣119番通報とAEDを手配(依頼する)

大きな声で「誰か来てください!人が倒れています!」と応援を求め、協力者が駆けつけたら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

119番通報すると、通信司令員が行うべきことを指導してくれます。電話のスピーカー機能を活用すれば両手が使えるので、指導を受けながら胸骨圧迫などを行えます。

協力者が誰もおらず、救助者が一人の場合には、次の手順に移る前に、まず自分で119番通報をしてください。そして、すぐ近くにAEDがあることがわかっている場合には、AEDを取りに行ってください。(AEDがどこにあるかわからない場合には探しに行くのではなく、AEDなしで応急手当を行ってください。)

4⃣普段通り呼吸があるか確認する

傷病者の胸と腹の上がり下がりを見て、「普段どおりの呼吸」をしているか10秒以内に判断します。

傷病者の胸や腹の動きがない場合、あるいは「普段どおりの呼吸」の判断に自信がない場合は、心肺停止と判断し、直ちに胸骨圧迫を開始します。

5⃣胸骨圧迫

胸骨圧迫によって心臓や胸に血液を送ることでAEDの効果を高めたり、胸の後遺症を少なくしたりすることが期待できます。

胸骨圧迫の様子

胸の左右真ん中にある胸骨の下半分を重ねた両手で強く、速く、絶え間なく圧迫します。

□ 両肘をまっすぐに伸ばして手のひらの付け根の部分に体重をかけ、真上から垂直に傷病者の胸が約5㎝(単三電池の長さとほぼ同じ)沈み込むようにしっかり圧迫します。

□ 1分間に100~120回のテンポで連続して絶え間なく圧迫します。

□ 圧迫と圧迫の間(圧迫をゆるめるとき)は、十分に力を抜き、むねが元の高さに戻るようにします。

● 斜めに圧迫しない

● 肘を曲げてあっぱくしない

人形を使っての練習でしたが、体重の掛け方が難しかったです。

6⃣人工呼吸

人工呼吸を行う意思がある場合には、人工呼吸を行います。

人工呼吸が出来ない場合には、胸骨圧迫のみの心肺蘇生を行います。

7⃣AEDの使用

訓練用のAEDで使用方法も実践しました

AED操作の様子

・AEDの電源を入れるとアナウンスが流れるので指示に従って装着します

・胸骨圧迫はAEDの指示がない限りずっと続けます

・救急車の音が聞こえてきてもずっと続けます

・救急隊員が交代してくれるまでずっと続けます

普通救命講習卒業試験

救命隊員が到着するまでの9分間を8人グループで協力して心肺蘇生を行う体験しましたが、9分間がかなり長く感じました。

実際に傷病者を発見した時にすぐに行動できるのか、協力者がいなかったら一人で出来るのか不安になりました。

今回、応急手当講習に参加したことで何も知らない状態よりは体験したことで命を救える手助けになれると信じています。